ファンなりに感じる、TCGがいまいち流行らない理由
はい!ゼンマイです。
僕はTCGが好きで、相手がいないだけで、休みの日は一日中TCGで遊びたいと思っている人間です。
遊戯王アーク・ファイブ OCG?DIMENSION?BOX?-LIMITED?EDITION-
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- 発売日: 2016/11/26
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ところが”相手がいない”てところが問題で、TCG人口は僕の周りでは全然少ないです。デュエマか遊戯王のデッキを1つでも持っている人と、スマホにモンストをダウンロードしている人とでは、絶対後者のほうが多いでしょう。僕にはあんな脳死おはじきゲームの何が面白いのかわかりませんが、少なくともTCGがいまいち流行らない理由はなんとなく想像がつきます。今回はそれについて語りましょう。
1.ルールが複雑
TCGが他のゲームより敷居が高い原因。それは間違いなくルールの把握でしょう。プレイングの上手下手や良いカードを持っているとか以前に、そこがわかってないと土俵にすらあがれません(というかルールわかってないと良いカードかどうかもわからない)。6種類の駒を1回ずつ動かすだけのチェスですら考えることが無数にあるのだから、TCGとなれば尚更。この時点で敬遠してしまうのはわからなくもありません。
2.テキストを把握できない
ルールの次、いやそれ以上に難しいのがテキストの読み取りです。最近のカードはテキストのアイコン化でだいぶ見やすくなってますが、それでも読み間違いや解釈の相違は相変わらず多い。初代遊戯王の漫画は特にそういうシーンがありますが、TCGとはいかにテキストに書いてあることの盲点を突くかで戦うゲーム。読解力のない人はまず勝てません。これは日頃から思うことですが、小学生の国語と算数の成績を上げたければ、学習ドリルよりTCGの構築済みデッキを1個買い与えるほうが何倍も勉強しますよ。
遊戯王ARC-V OCG ストラクチャーデッキ ペンデュラム・エボリューション
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3.カードを集めるのがしんどい
TCGはファッションと同じで、いかに流行を読み、最適なパーツを入手できるかが重要です。そうなれば当然、強いカードを集められるだけの財力と入手できる店が不可欠。言わば課金必至ゲームです。最近は構築済みデッキだけでもそこそこ戦えるようにはなってますが、無課金でも遊べるアプリゲームを思うとどうしても抵抗感をぬぐえない。
さらに恐ろしいことに、カードの価値は株か何かかと思うくらい変動が激しい。それまで1枚で4~5ケタぐらいしたカードが上位互換が出たことにより300円ぐらいになったり、雑誌の応募者全員サービスのカードが半年後に雑誌以上の値段で出回っていたりとかザラ。僕がTCG好きと散々吹聴しながらアプリのTCGだけに留めている理由は、そういう環境の変遷に対して消費が追い付かなくなったからです。TCG好きが言うのも何ですが、正直どこかで見限りをつけないとお金がいくらあっても足りません。
4.世間的地位が低い
TCGは間違いなく競技性の高いゲームです。ですが、将棋や競技かるた等と比べると、その地位は極めて低い(そんなことはないと言うのなら、あなたの周りにデュエル教室なんてものがあるかどうか見てごらん)。「TCGはキモオタがするもの」というイメージはぶっちゃけ根強いです。そして実際キモオタは多い。佐野ひなこが遊戯王好きを吹聴した時にこのネガティブイメージをぬぐえるかなぁと思いましたが、そんなことはなかったですね。彼女にはその点に関して大いに期待しているので、がんばっていただきたい。
5.総じて新規参入に厳しい
今回挙げた理由を全部ひっくるめると、「新規参入に対して厳しい」の一言に尽きるんですよね。でも赤の他人と1対1で関われたり、店内イベントで人が集まったりとコミュニケーションツールとしては非常に優れていると思います。何とか流行らないかなぁと細々と願うばかりです。