ゼンマイの推し事事情

推し事やお仕事に対して、思ったことを書いてます

「学校なんて行かなくていい」と言うのは、この話を聞いてからにしてくれ

 はい!ゼンマイです。

 

今回は、僕より影響力のあるブロガーやメディアがやたら学校教育を否定したがる風潮を見て、思うことがあったのでひとつ。

 

英語は絶対、勉強するな!応用編―学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ

英語は絶対、勉強するな!応用編―学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ

 

 

最初に言っておきます。学校は行っとこう。というのも、今「学校なんて行かなくていい」と主張している人のほとんどは、ちゃんと学校へ行った上で言っている。これはどういうことかというと、本当に学校へ行かなかったらどうなってしまうのかをわかってない。

今回は、そんな人の主張を真に受けちゃった人たちの目を覚まさせるために、実際学校へ行かずに大人になるとどうなるかを、実例をもとにお教えしましょう。

 

それは、僕がとあるブラック企業の合宿研修で会った男性。名を仮にフジオさんとしましょう。彼は20歳でしたが、なんと漢字で「京都」が書けない。研修中も領収書が何なのかわかっていなくて営業の名刺と一緒に出してたりと、妙な行動が目立ちました。

その日の晩に話を聞いてみると、中学時代に学校の外でつるんでいたワルとクスリに手を出してしまって、そこからは少年院生活だったのこと。だから学校へはロクに行ってなかったらしい。そのわりには飲み屋の女とデキ婚し、家庭を支えなければならない状態にも関わらず、研修の課題を期限までに提出できずにリタイアときたもんです。学校でちゃんと字を学んで、正しい性教育を受けて、宿題を出す習慣をつけていたら、こうはなってなかったはずです。その後彼とLINEで連絡を取り合っていたのですが、極道の友人のコネでキナ臭い組織に入って、そこから賃貸住宅の営業をやたらしつこくするようになってからはもうブロックしました。

 

どうですか?他人を例に挙げて言うのもなんですが、恥かしくないですか?「いや、学校行った行ってないじゃなくて、クスリやってしまったのが原因だろ」って思うかもしれませんが、少なくとも彼自身は、学校でちゃんと勉強しなかったことを後悔していた。だって、正しい知識と教養をたっぷり時間割いて教えてくれる場所なんて、他にどこにあるっていうのさ。「学校で学ぶことなんて、社会で大して役に立たない」なんて言うけれど、少なくとも僕は漢字の読み書き・言葉の使い方・暗算・正しい歴史解釈。この四つに関しては役に立たなかったことは一度もないです。

 

そりゃあ確かに学校をとりまく労働環境の劣悪さ、同調圧力からのいじめ、競争の激化、モンスターペアレントなど問題は山積みです。でもそれは社会に出ても同じだ。残業代はちょろまかされるし、同調圧力も競争もあるし、顧客からの過剰な要求なんて日常茶飯事。むしろ学校でそれを体験して、「じゃあ自分がこれから社会に出た時に何を変えていけばいいのだろうか」ということを考えてほしい。そうでないと、負の連鎖はこの先もずっと続きます。だから学ぶものをしっかり学んで、この連鎖を断ち切っていただきたい。

 

僕から言うことは以上ですね。これでもまだ「学校なんて行かなくていい」という主張を支持するのなら勝手にしてください。