#酷評 『仮面ライダー1号』を劇場で観なくて良かったと思った
はい!ゼンマイです。
ついこないだ、映画『仮面ライダー1号』を某動画サイトで観たのですが、これがここ最近で観た映画の中で一番ひどかった。
今回は、これがいかにひどかったのかをメッタメタに言ってやろうと思います。反論は一切受け付けない。
まずこの映画を観て開始30分で思ったことはひとつ。藤岡弘、のオナニーに大勢の人間が付き合わされている。バラエティーとかに出る時もカッコつけが鼻につく藤岡弘、ですが、それがこの映画では悪い意味で活かされまくっている。ただただ彼にとってのご都合主義が全編にわたって繰り広げられている。やたらと神格視されたり、死んだと思ったら訳わかんない展開で復活するし。特に今作のヒロインである立花麻由とベタベタするシーンがあるんですが、ひたすらに不愉快。いい歳したジジイがJKと何してんてんねんっていう気持ち悪さがヤバかったです。立花麻由役の岡本夏美がめっちゃ可愛いだけに尚更。
もうひとつが、これ観た人全員が思ったんじゃないかな。仮面ライダーゴーストの存在が完全に邪魔。話の筋と全然関係ないし、噛ませ犬以外の何者でもない。スペクターとかまさにそうでしたね。これだったらゴーストはゴースト、1号は1号で別々の作品作ったほうが絶対良かった。どう観ても共存できてない。
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そんでもって話でも「おいおい」って点が二ヶ所。ひとつがなんで電力を過剰供給したぐらいで環境も汚染されるの?これはマジで意味わかんなかった。
もうひとつがおやっさんの血が流れてると散々言っていた立花麻由からなんでアレキサンダー大王の魂が出てくるのさ。アレキサンダー大王との因果関係がなさすぎて、もうぽかーんですよ。ゴーストも蛇足ですが、アレキサンダー大王はもうひとつ輪を書いて蛇足だった。誰かバカの俺にわかるように解説してくれ。
そんな感じで、藤岡弘、だけが満足するって内容で、くっそ不愉快な映画でしたね。少なくとも金払って観るものじゃない。二度と出て来ないでくださいと思うばかりです。
けなしてばっかもアレなので、最後にひとつ、この映画の唯一良かった点をひとつ挙げましょう。それは大杉漣が演じる地獄大使。良い塩梅に昔感が漂っててそれは良かった。「自分が支配するはずの世界をよそ者が土足で踏み込んでくるのが気に食わないから、”敵の敵は味方”理論で共闘する」というキャラ位置もグッド。この一点のためだけに観ろとは言えませんが、まあ褒めるとこはそこだけですので。