TCGがコミュニケーションツールとして極めて優れている理由
はい!ゼンマイです。
これは僕が大学生の頃の話なんですが、入学最初の仲間囲い込み競争に出遅れてぼっちだった時期があったんですよ。でも、2~3ヶ月経った時に、ある知り合った人に「おれ、遊戯王好きなんだ」って話をしたら、「遊戯王好きが集まってるところ知ってるよ」って言って、その集まりを紹介してくれました。そこで遊戯王を通じていろんな交流が増えていって、気がつけばサークルでもないのに、学年・学部の違う人が11人も集まる大グループに。遊戯王の力ってすげえなと感じましたね。
その経験もあってすごく思うことがひとつあるんです。TCGはコミュニケーションツールとして非常に優れている。どの点が特にそう思うか、お話ししていきましょう。
1.1対1で他人と向き合える
当たり前ですが、TCGは相手がいないと成り立ちません。相手を目の前にして1対1で向き合います。これがすごく大事で、ぶっちゃけ下手な婚活パーティより話せます。遊戯王のアニメでも、もめていた二人がデュエルを通じて想いをぶつけあって結果仲直りするってシーンがたくさんありますよね。あそこまではムリだとしても、顔の見えない者同士のチャットよりも交流が深まるのは間違いありません。
2.話題に詰まればデュエルに集中すればいい
ゲームを通じたコミュニケーションの良いところですね。無理に話を引き延ばそうとしなくてもいい。話下手な人でも気まずい空気になることはありません。それなのに時間はたっぷり過ぎているんだから驚きです。
3.シャッフルを通じて信頼関係を築く
どんなTCGでも一番最初にやることは、”互いのデッキを交換してシャッフル”です。要はイカサマ防止のためにする行為ですが、これが非常に大切。TCGプレイヤーにとってのカードってのは、テニス選手にとってのラケットみたいなもので、すごくすごく大事に扱います。そんな下手すりゃ紙幣より大事に扱っているカードを、相手の手に一旦預けるという行為。これ、相手との信頼関係を短時間で築くのに最適なんですよ。詳しくは心理学やメンタリズムの本を読んでもらったらわかりますが、非常に理にかなっています。たまにこれを面倒がるプレイヤーがいますが、僕に言わせればもったいないことこの上ない。友だち作りのチャンスを自分から奪ってますよ。
4.周囲を巻き込んでつながりが増える
アニメでもそうですが、デュエルをしていると、人が集まってくるんですよ。そしてそれを見て「おお、すげえ」とか「あそこは〇〇を出すのが正解だったんじゃないかな」とか「おっしゃあ!次は俺としようぜ」とか、コミュニケーションの輪がどんどん広がっていきます。これはアプリゲームじゃ絶対できないことですよ。だから僕は、TCGはこの先下火にはなるかもしれないけど、滅びはしないと思いますね。
という4つの点が、TCGがコミュニケーションツールとして優れていると思う点ですね。あとはプレイヤーの民度の低さがどうにかなれば完璧なんですけどなぁ。
#酷評 『仮面ライダー1号』を劇場で観なくて良かったと思った
はい!ゼンマイです。
ついこないだ、映画『仮面ライダー1号』を某動画サイトで観たのですが、これがここ最近で観た映画の中で一番ひどかった。
今回は、これがいかにひどかったのかをメッタメタに言ってやろうと思います。反論は一切受け付けない。
まずこの映画を観て開始30分で思ったことはひとつ。藤岡弘、のオナニーに大勢の人間が付き合わされている。バラエティーとかに出る時もカッコつけが鼻につく藤岡弘、ですが、それがこの映画では悪い意味で活かされまくっている。ただただ彼にとってのご都合主義が全編にわたって繰り広げられている。やたらと神格視されたり、死んだと思ったら訳わかんない展開で復活するし。特に今作のヒロインである立花麻由とベタベタするシーンがあるんですが、ひたすらに不愉快。いい歳したジジイがJKと何してんてんねんっていう気持ち悪さがヤバかったです。立花麻由役の岡本夏美がめっちゃ可愛いだけに尚更。
もうひとつが、これ観た人全員が思ったんじゃないかな。仮面ライダーゴーストの存在が完全に邪魔。話の筋と全然関係ないし、噛ませ犬以外の何者でもない。スペクターとかまさにそうでしたね。これだったらゴーストはゴースト、1号は1号で別々の作品作ったほうが絶対良かった。どう観ても共存できてない。
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そんでもって話でも「おいおい」って点が二ヶ所。ひとつがなんで電力を過剰供給したぐらいで環境も汚染されるの?これはマジで意味わかんなかった。
もうひとつがおやっさんの血が流れてると散々言っていた立花麻由からなんでアレキサンダー大王の魂が出てくるのさ。アレキサンダー大王との因果関係がなさすぎて、もうぽかーんですよ。ゴーストも蛇足ですが、アレキサンダー大王はもうひとつ輪を書いて蛇足だった。誰かバカの俺にわかるように解説してくれ。
そんな感じで、藤岡弘、だけが満足するって内容で、くっそ不愉快な映画でしたね。少なくとも金払って観るものじゃない。二度と出て来ないでくださいと思うばかりです。
けなしてばっかもアレなので、最後にひとつ、この映画の唯一良かった点をひとつ挙げましょう。それは大杉漣が演じる地獄大使。良い塩梅に昔感が漂っててそれは良かった。「自分が支配するはずの世界をよそ者が土足で踏み込んでくるのが気に食わないから、”敵の敵は味方”理論で共闘する」というキャラ位置もグッド。この一点のためだけに観ろとは言えませんが、まあ褒めるとこはそこだけですので。
なぜ『鋼の錬金術師』はあんなに神っているのか
はい!ゼンマイです。
これは前々からずっと言っていることですが、僕はこの世にある漫画の中で『鋼の錬金術師』が一番好きです。終了してからもう数年が過ぎましたが、僕の中では未だに一位を保ち続けています。そろそろ誰か越えろよ。
じゃあなんでそんなに良かったのか。今回はそれについて語りまくります。
まずファンタジーなのに感情移入できる。この物語を見る上で欠かせないキーワードが、「人工的に命を作り出すことはできない」。人造人間を作り出すことは禁忌とされていたり(やるととんでもない対価を払わされる)、唯一それを可能とするアイテム・賢者の石は人の命からしか作り出せなかったり。でもその一方で、人の出産や家族の絆とかを繊細に描いている。ファンタジーであるにも関わらず現実と置き換えることができる妙なリアリティーに、感情移入せずにいられません。「どうしてパパ埋めちゃうの?」は漫画で初めて泣いた。
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次が話やテーマが重いわりに、ギャグがすべらない。確かにトラウマ級にショックを受けるシーンや戦争の描写とかありますが、暗くなり過ぎないように適度にギャグシーンを盛り込んでいるんですよね。ここのバランスがちょうどいいから、最後まで読めたってのはありますね。『戦う少尉さん』はマジで笑った。
みっつめが伏線回収のタイミングが絶妙。序盤の決め台詞を最終決戦で持って来たり、ここぞってところで退場したキャラが再登場したりと本当熱い。主にランファンとかランファンとかランファンとか。
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あとは話を通して謎が多くあって、それをあーでもないこーでもないと予想しながら読むのがたまらなかったですね。とりあえず街の形が円形だった時は気をつけろ。
そしてアクションの描写が最高。静止画なのにすごくスピード感があって、見てて血沸き肉踊ります。特に後半の大総統。アニメでもものすごい気合の入りようで、何度もおかわりしちゃいましたね。
アニメといえば、主題歌が全部神曲。どうでもいい曲が一曲もない。全部オススメなので、今一度聴いてほしいですね。
あとはあれですね。変に萌え要素を入れなかったことが良かった。主人公に完全イエスマンなヒロインとか、妙に女の子キャラばっかり出てきたりとか、中途半端なお色気シーンとかみたいなの見せられると、僕はすんごい興ざめしちゃうんですよ。ぶっちゃけそんな漫画が多い『少年ガンガン』の中で、そういうのがなかったから良かったです。ぶっちゃけ『鋼の錬金術師』以外のガンガンの漫画は読めたもんじゃなかった。
以上が僕の思う『鋼の錬金術師』の良いところです。この漫画は本当に良かった。
今年中に実写映画が公開されるらしいですが、僕からはただただ中途半端なものは作るなよとだけ言いたい。
僕がどれだけ上司から飯をおごってもらっても「ありがとうございます」メールを出さない理由
はい!ゼンマイです。
この時期食事会を開きたがる上司っていますよね。仮になかったとしても、外回りの後に上司から「一緒にランチでもどう?」と誘われることも結構あると思います。
その後に、律儀な人だったら日報と共に「今日はごちそうさまでした。ありがとうございます。」みたいなメールを出す人もいるでしょう。その行為は確かに好印象です。が、僕は絶対やらない。どれだけおごられようと、それに対して恩義や何やらは持たないですね。なんでかってことについて、今回はお話しします。
1.労働の対価は賃金以外にありえない
上司が飯をおごる時、その真意が「いつもがんばっているお礼」というならまだわからなくもありません。だけど大抵の場合、おごる側の真意は「ここで恩を売っておいて、何かの時に優位に立てるようにしよう」って場合がほとんどです。現に、僕の上司が飯をおごる際は「おごってやったぶん、一生懸命がんばってくれ」がお決まり文句。僕はこれを言われると「騙されないぞ」って気持ちでいっぱいになります。だって、労働の対価は賃金以外にありえないでしょ。そういう契約を最初に間違いなく結びましたよね。何たかが昼飯ごときでちょろまかそうとしてるんですか。例えるなら、子どもに「家のお手伝いひとつするごとに50円あげる。」と約束したのに、いざ手伝ったら「50円玉がないから代わりにアメ玉ひとつあげるね。」と言ってるようなもんです。子どもはそれで騙されるかもしれませんが、大人はそんなわけにいきませんよ。
2.あんたと飯を食いたいわけではない
そんでもうひとつ言いたい、いや、これが今回一番の主張ですが、「飯をおごる」という行為の対価なら、「別に一緒に飯を食べたいわけではない人の飯の誘いに乗ってあげている」で十分間に合っている。そうでしょ?僕は忘年会や食事会を開く際、来てくれた部下や後輩は”お客様”だと思っています。いかに彼ら楽しんで帰ってくれるかを一番に考えています。だから「おごってやったぶん、一生懸命頑張ってくれ」とか説教や小言など論外。なんでみんなそれがわかんないかなあと思うばかりです。不平等条約にもほどがあるっしょ。
べつに「部下や後輩に飯をおごるな」とは言いません。ただ、その行為に必要以上のギブアンドテイクや下心を持つんじゃないと言いたいっ。お互い、カネと時間のムダですぜ。
実写版トランスフォーマーは…リベンジがピークかなぁ
はい!ゼンマイです。
いよいよ今年の夏に、実写版トランスフォーマーの続きが公開されますね。すでに予告や玩具の情報もいくつかあがって、概要がなんとなくつかめてきました。
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それを見ての僕から思うことはたったひとつ。お願いだからバンブルビーは殺さないで。
実写版トランスフォーマーで毎回毎回物議を醸す点。それは味方ロボがあっさり死ぬ。一作目のジャズや二作目(リベンジ)のジェットファイアはまだしも、三作目(ダークサイドムーン)で今まで闘いの先陣を切っていたアイアンハイドが不意打ちで消滅したのがちょっと僕は許せない(しかもその死を悼む描写が微塵もない)。四作目(ロストエイジ)でも最初からずっと味方だった軍医ラチェットが、ものすごくむごい殺され方をしてショックでした。例えるなら、ウルトラ戦士がマンとセブン以外斬首処刑されてしまうというシーンを見せられているようなもんです。
そのへんの”キャラが死ぬか死なないか”のバランスがまともだったのは正直二作目までで、そっからはぶっちゃけ観るに堪えないですね。でも悔しいことに、実写版トランスフォーマーは玩具の出来が最高すぎる。だから見限るに見限れません。
というわけで、僕はただひたすらに、一作目からずっと主人公の味方で、時にかわいく時にはかっこよくて、愛すべき勇敢な戦士バンブルビーが死なずに活躍することを祈るばかりです。あ~心配だぁ
もう時効だから語る、『AKB0048』は何がいけなかったのか
はい!ゼンマイです。
みなさんは覚えているでしょうか?『AKB0048』。AKB48を題材にしたSFアニメで、主要キャラは声優選抜に選ばれた現役メンバーがアフレコしたりと結構な気合の入れよう。放送前にはアイドル雑誌とアニメ雑誌の両方を使って大々的に宣伝してました。
ところが、いざふたを開けてみると、当時同じ曜日に放送されていた『機動戦士ガンダムAGE』ほどではないものの、なかなかしょっぱい評価。僕もおせじにも100点はあげられないかなぁって思いました。じゃあどこにそれを感じたのか?説明しましょう。
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まず敵も味方も行動理由がフワッとしている。このアニメの世界で最も肝である要素が”一切の芸能が禁止されている”というルールなんですが、なんでこの世界が芸能を禁止してるかについての説明や背景が全くない。そしてAKB0048側も、法を破って銃弾にさらされるリスクを背負いながらも、何故舞台に立つのかについての動機が弱い。物語の芯となる部分が中途半端なせいで、「この人たち何やってんだろう?」というもやもやがずっとつきまとうんですよね。せめて敵側にも敵側なりの正義があって、非情とわかっていながらも攻撃しているみたいな理由づけがあったらなぁって思いました。
次が『AKB0048』に限った話じゃありませんが、AKB48を題材にした漫画・ドラマ・アニメは、作り手側からのメッセージが全部一緒。手を変え品を変えても、「世間知らずの小娘が厳しい世界に首を突っ込んで、時には喧嘩や衝突とかしながらも上へのし上がっていく」という根っこの部分が全部一緒だから、展開が変わんないんですよ。だから目の肥えたファンからすれば「またか」という気持ちになります。
そしてこれは第2期の時がそうだったんですが、このアニメの放送当時、AKB48の人気もピークでしたがスキャンダルの量もピークだった。あえてあれこれ言いませんが、アニメの中でも途中敵側に情報売った裏切りキャラがいましたよね?あの人選、狙ってそういう展開にしたとしか思えないんですけど。
あとは直接な理由とは関係ないですが、グッズ展開にやる気を感じない。このアニメ、マクロスの製作陣が作っただけに「これマクロスだよね?」ってなるシーンやメカが多いんですよ。だから作中のメカのひとつでもフィギュア化するかなぁと期待しましたが、現時点でメカがフィギュア化したという情報はゼロ。マクロスのメカのフィギュアの出来がすごすぎるぶん、ちょっとがっかりしました。
とまあ僕が気になった点は以上です。だけど、褒める点が全くなかったかというとそんなことはありません。なんといっても挿入歌の選曲が最高だった。
『転がる石になれ』とか『pioneer』など、劇場公演でも特に熱い曲をここぞってシーンに持ってくるんですよ。特に第1期の2話目で『AKB参上!』の曲とともに颯爽と戦うシーンは盛り上がりました。
…まあここから数年後、さっき挙げた粗を全部克服し、かつ内容やキャラが非常に酷似している『マクロスΔ』ってアニメが出て来ちゃうんですけどね。あれは面白かった。ジョジョの次に、だけど。
乃木坂46生田「話の長いおじさんが嫌だ」 俺「超同意」
はい!ゼンマイです。
僕は普段『行列~』は東野幸治が大嫌いだから観ないし、48グループはハマってますが、乃木坂46は白石麻衣ぐらいしか知りません。ですが、ちょっぴり興味のある話題があったので今回書きました。
概要は上のリンク先の記事を読んでいただければわかるので省略しますが、この件について僕が思うことはたったひとつ。昭和世代とかおじさんとか関係なく、話の長い人は嫌です。
hjd1n032-fip65ad.hatenablog.com
話の中身が重要かどうかが重要じゃないんですよ。何度も言いますけど長いか短いかなんですよ。話す側は話が長ければ長いほど多くの情報を相手に与えていると思いがちですが、聞く側からすれば話が長ければ長いほど、頭に残っている情報は少ない。だって、3文字の言葉と130文字の文章とだったら、どっちのほうが一言一句間違えずに思い出せますか?絶対前者でしょ。
そしてこれが気持ち悪いなぁと感じるのが、話の長い人って、総じて相手が理解してるとか納得してるとか考えず、自分の演説に酔っている。ただ己の「喋りたい」という欲求を吐き出しているだけ。僕の先輩社員がとある家族連れの顧客と面談した時なんか、僕が説明したら30分もかからずに済む話を1時間半以上もかけて説明して、それに息子が飽きて寝息たて始めましたからね。そろそろ自分の中の正義が独りよがりなものだと気づいてほしいっ!その後その先輩社員は、僕に仕事に関して何か熱く語ってましたが、それも長すぎてちっとも覚えてません。
説明は短ければ短いほどいい。相手にとってどうでもいいこちらの事情は極力省き、相手がピンとくる言い回しで時間をかけずに伝える。そして明らかに退屈してそうな時は質問やジョークをはさむ。そのほうが相手に伝わると思うのですがどうだろう。